切り抜き

にじさんじの切り抜き動画作成時の禁止事項について調べてみた。

にじさんじのガイドラインは「細かく説明してあるな」という印象を受けました。

ダメなものはダメ的なイメージを受けましたので、逆に切り抜き師さんにとってはガイドラインをきちんと理解することで不安なく切り抜き動画を作成しやすいのではないか?と思われます。

この記事を最後まで読むことで、理解が深まり安全なチャンネル運営ができると思いますのでにじさんじの切り抜き動画の作成を考えている人は読んでください。

ホロライブの切り抜きガイドラインとの違いについても書いてあります。

※更新日2023.4.23

「歌ってみた」「ゲーム実況動画」についてはやめるべき

例えばにじさんじの有名ライバーである葛葉さんが「ヴァンパイア」を歌っていますが曲自体の著作権者は作曲者であるDECO*27さんになります。

つまりこの葛葉さんが「ヴァンパイア」を歌っている動画の切り抜きをする際はDECO*27さんに許可を取らないといけません。

でもそれって結構無理難題ですよね?ですのでにじさんじのライバーが他者の著作物を利用して動画を作成している場合、切り抜きは避けた方が良いのです。

この理論で行くと「歌ってみた」「ゲーム実況動画」の切り抜きはゲーム作成会社の許可を取る必要が出てくることになります

にじさんじのガイドラインにも以下のようにはっきりと書かれています。

当社が独占的に著作権を有しない(またはこれを有しなくなった)コンテンツや当社が独占的に著作権を有しない作品を含むコンテンツを原作品とする二次創作活動(たとえば、第三者の著作物を含む「ゲーム実況動画」「歌ってみた動画」を基に作成されるいわゆる「切り抜き動画」の投稿などがこれに当たり得ます。)をする場合は、二次創作作品の収益化投稿(「YouTubeパートナープログラム」などのシステムを使用して、収益を得られるような形式で二次創作作品を配信プラットフォームに投稿することを意味します。)の可否を含め、みなさまが自らの責任で権利者から許諾をとる必要がございます。

ANYCOLOR二次創作ガイドライン(https://event.nijisanji.app/guidelines/)

ゲーム実況動画、歌ってみたの切り抜きはテレビの切り抜きをしているのと一緒

切り抜き動画の常識として、ライバーが遊んでいるゲーム、歌っている曲の著作権者が別にいる場合、許可なき切り抜き動画の作成は著作権違反であり、それを回避するためには配信者及び配信者が所属している会社とゲームや楽曲の著作権者、著作隣接権者全ての人からの許可が必要になってきます。

許可を取らないで切り抜き動画を作成している場合はTVの切り抜きと一緒ということを覚えておきましょう。

にじさんじが完全に著作権を有する作品の切り抜きで気を付けること

にじさんじのガイドラインには以下のように書かれています。

当社が独占的に著作権を有するコンテンツの二次創作作品の収益化投稿を許可することを意味するものではなく、当社が必要と判断した場合には、第8条第3項に基づき本コンテンツの利用の中止を求めることがございますので、その点もご留意ください。

ANYCOLOR二次創作ガイドライン(https://event.nijisanji.app/guidelines/)


こう書かれると腰が引けることとなりますが、二次創作性があり、ライバーを傷つけるような切り抜きではなく、ガイドラインに沿った内容であれば大丈夫なので安心しましょう。

むしろゲーム動画や歌ってみた系の動画を切り抜きするよりは、にじさんじが独占的に著作権を有する作品を切り抜いたほうが安全でクリーンなのです。

にじさんじの【連絡先登録フォーム】には登録しないとだめ?

にじさんじの【連絡先登録フォーム】が2023.05.31に開設されました。しかし切り抜き師は登録することは必須ではありません。

登録するメリットとしては

・切り抜きガイドラインの最新情報を貰える

・Youtubeの削除申請より先に連絡をすることができる

です。登録する必要はないですが、デメリットが無いため登録した方がいいです。

メン限動画の切り抜きはダメ

メンバーシップ限定の動画に関してはにじさんじは切り抜きを禁止しています。

間違えてもしないようにしましょう。

ホロライブでは許可制

ちなみにホロライブでメン限動画の切り抜きを希望の際は許可を取れればできます。これはガイドラインにきちんと書いています。

メンバーシップ限定動画やチケット制ライブ動画その他の有料コンテンツについては、当該有料コンテンツにおいて特別に許可がなされていない限り、著作権切り抜きガイドライン及び全般ガイドラインいずれの適用もないため、禁止とさせていただきます。

二次創作全般ガイドライン(https://www.hololive.tv/terms)

ライバーの言動とはかけ離れたサムネの作成、名誉を傷つける行為はNG

当たり前の事であると思いますが、切り抜き動画を作成する人の中には再生数を稼ぎたいがために「煽りタイトル」を付ける人がいます。

それはライバーが話した内容とはかけ離れて意味が伝わっていくし、勘違いした人からの執拗な誹謗中傷に繋がりかねません。

そのような動画はいずれ削除され、アカ版などに繋がりますから絶対に避けてください。

にじさんじの個人ライバーさん毎に切り抜き動画のルールが決められていることがある

例えば星川サラさん、アルス・アルマスさんなど個別の切り抜きルールを決めています。

これらを事前に把握することも大事です。

ガイドラインに載っていないので、動画作成前に下記の記事も併せて確認ください。

ホロライブでは楽曲、ゲーム実況動画についてどのように対応しているのか?

ホロライブとにじさんじではガイドラインに書かれていること、ニュアンスが結構違うのでホロライブの切り抜きも考えている方は以下もご覧ください。

楽曲の切り抜きに関しては自社作成の楽曲についてしか述べていない

2023現在ではありますが、ホロライブのガイドラインには楽曲の切り抜きに関して「この曲なら使っていいよ」と自社の作成曲をいくつか紹介しているに留まっています。他社が権利を有する楽曲に対しては何も書かれていません。

しかしながら他社が著作権を有する楽曲をホロメンが歌っていて、それを切り抜く場合著作者の許可が無ければ著作権違反であると認識を持つことが大事です。

ゲーム実況動画の切り抜きについては何も書かれていない。

本来はゲーム会社に許可を取るのが筋なのですが、にじさんじと違いホロライブのガイドラインには何も書かれていないため、勘違いする人が出てきてもおかしくありません。

現にホロライブのゲーム実況動画の切り抜きがYoutubeに散乱しており、全てが著作者から許可を取っているとは思えない状態になっています。

もちろん放置することで捕まる可能性だってあります。

各会社のガイドラインの違い

ちなみにホロライブ、にじさんじ、VShojo、774inc.など大手Vtuber事務所のガイドラインの違いについても調べてみました。

これを見れば安心して大体のVtuverの切り抜きができます。気になる方は是非チェックしてみて下さい。

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