切り抜き

ホロライブ、にじさんじ、VShojo、774inc.の切り抜きルールの違い

大手Vtuber事務所と言えばホロライブ、にじさんじ、VShojo、774inc.4つだと思います。故にこの4社の切り抜き動画はYoutubeに数えきれないほど存在します。

当サイトでは各社のガイドラインの禁止行為を調べてきましたが、今回それぞれルールの違いをみていくことにしました。

各社の違いを今一度確認してみましょう。

ルールの違い

以下にホロライブ、にじさんじ、VShojo、774inc.のガイドラインの記載について纏めています。※以下の表は右にスクロールできます。

  元動画のタイトル、URL 第三者の権利の侵害 切り抜きチャンネルの登録 アーカイブ公開前の切り抜き メンバーシップ動画の切り抜き ライバーごとのルール
ホロライブ 載せる 禁止 お願いベース 禁止 可能(許可制) 記載なし
にじさんじ 記載なし 禁止(歌ってみた、ゲーム実況はNGと明記) 記載なし 禁止 禁止 存在する
Vshojo 載せる 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし
774inc. 載せる 禁止 記載なし 禁止 禁止 記載なし

これを見るとVShojo以外は切り抜き動画に対して細かく規約が存在することが分かります。

他にはホロライブが切り抜きチャンネルの登録のお願いメンバーシップ動画の切り抜きを許可制に、にじさんじと774inc.がライバーごとのルールを記載したりするなど会社ごとに違う対応を示していることが分かります。

では一つずつ詳細を見ていきましょう。

元動画のタイトル、URL

こちらに関してはにじさんじ以外が「載せてほしい」とガイドラインに記載しています。

但しにじさんじはライバーごとのルールがありますので、事前にXやYoutubeの概要欄などをチェックしておくといいでしょう。

ちなみににじさんじの相羽ういはは「歌ってみた動画やその他の動画の切り抜きはURL載せてね」と言っています。しかしながらにじさんじのガイドラインには「著作権者の許可の取っていない歌ってみた動画の切り抜きは禁止」とのことなので、必ず許可を取ってから切り抜きしましょう。

他のライバーのルールはこちら

第三者の権利の侵害に対する記載

【第三者の権利の侵害】とは他者が有する知的財産権を侵す可能性のある行為です。

にじさんじのみが第三者の権利の侵害の詳細について書いています。

当社が独占的に著作権を有しない(またはこれを有しなくなった)コンテンツや当社が独占的に著作権を有しない作品を含むコンテンツを原作品とする二次創作活動(たとえば、第三者の著作物を含む「ゲーム実況動画」「歌ってみた動画」を基に作成されるいわゆる「切り抜き動画」の投稿などがこれに当たり得ます。)をする場合は、二次創作作品の収益化投稿(「YouTubeパートナープログラム」などのシステムを使用して、収益を得られるような形式で二次創作作品を配信プラットフォームに投稿することを意味します。)の可否を含め、みなさまが自らの責任で権利者から許諾をとる必要がございます。

ANYCOLOR二次創作ガイドライン第一条の3(https://www.anycolor.co.jp/guidelines/)


と書いてある通り、ゲーム実況や歌ってみた動画の切り抜きをするなら「各著作権、著作隣接権を有する物に許可を取るべき」と記載しています。

VShojo以外明確に第三者の権利の侵害は禁止との記載があるが、第三者の権利の侵害というのはそもそも法律違反であり、ガイドラインに記載されていようがされてまいが決して犯してはいけません。

なぜ著作権違反と思われる切り抜き動画がYoutube上でたくさん放置されているのか?それは親告罪であるからです。気づいてないのか、黙認しているのかはわかりませんが、訴えてくる会社が少ない(無いとは言っていない)のが現状です。

切り抜きチャンネルの登録

こちらに関してはホロライブのみが切り抜き師自身のチャンネル登録をお願いしています。

ホロライブへの登録のメリット

・ホロライブ側がYoutubeに削除申請する前に、切り抜き師本人に削除依頼が可能。故にYoutubeのアカウントを守ることに繋がる

・最新の切り抜きガイドラインを受け取ることができる

メリットとしては以上の事が上げられます。これはホロライブの「切り抜き師を守る」という意思表示です。

それほど切り抜き動画による経済効果が高いと認めているという事なのでしょう。

但しガイドラインに則っていないひどい動画を見つけた際は、直接Youtubeに削除要請するそうです。

アーカイブ公開前の動画

VShojoは記載なし。それ以外の3社は禁止となっています。

メンバーシップ動画の切り抜き

ホロライブは許可制、にじさんじと774inc.は禁止。VShojoは記載なしとなっています。

ホロライブの許可を得れれば下の動画のようにメン限動画の切り抜きが可能になってきます。

ちなみにこの「宝鐘マリン切り抜き / ちゃがま」は登録者数が1.4万人(2023.10時点)なので許可を出す対象は登録者数が条件ではないようですね。

ライバーごとのルール

ホロライブとVShojo、774inc.は記載なしとなっていますが、にじさんじは個人ルールが多々存在します。

なので切り取りたいライバーのXやYoutubeの概要欄で下調べしてから動画を作成した方が良いでしょう。

詳細については下記の記事にも記載しています。

基本的な違反行為

・タレントが不快に思う行為

・公式と誤認させる行為

・タイトル詐欺

・会社へのイメージ悪化

以上の事は切り抜き動画を作成する際の基本的なルールです。当たり前のことです。これを守れない人は切り抜き動画をするべきではありません。

VShojoは何でもOK?

VShojoだけが他の会社と違ってガイドラインが殆ど記載されていません。やりたい放題かと思うかもしれませんが、法律違反の事を考えると「第三者の権利の侵害」だけは止めるべきです。

ガイドラインに沿っていても法律違反を犯してしまえば、最悪捕まるかもしれませんからね。

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