最近動画を見ると桁違いに再生数をたたき出しているのが、平坂寛さんやホモサピのような昆虫や動物を採取、食すなどの動画を上げているいわゆる生き物系Youtuber達です。
もちろんそれをまねしたいと思っている方が多いと思いますので、今回生き物系Youtuberを目指しているなら守りたい、確認しておきたい法律やガイドラインをお伝えします。
これ読んでからの方が垢BANのリスクが減りますので、ぜひ最後までお読みください。
おまけで彼らが使っている機材についても調べていますのでこちらもお読みください。【こちらはもうちょっとで完成します】
目次
特定外来生物の処理方法
外来生物法というものがあり例えば「セアカゴケグモ」や「ブラックバス」は運搬や飼育ができないことから、捕まえてしまった場合はその場で殺処分するしかありません。
これをYoutuberとして間違って運搬して飼育、野外に放つ等して、それを動画に撮影してしまったら大変です。なぜならそれが証拠して残ってしまうからです。
ちなみに違反した者には下記のような懲役、罰金が与えられる可能性があります。
特定外来生物は飼育・栽培・保管・運搬・輸入・販売・譲渡・野外に放つことなどが原則として禁止されています。これらの項目に違反した場合、最高で個人の場合3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金、法人の場合1億円以下の罰金が科されます。
水資源機構(https://www.water.go.jp/honsya/honsya/torikumi/kankyo/gairai/index.html#:~:text=%E7%BD%B0%E5%89%87,%E7%BD%B0%E9%87%91%E3%81%8C%E7%A7%91%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82)
悪気が無くても、その生物が特定外来生物だと知らなかったとしてもあなたの人生を変えうる罰則が襲い掛かってくるかもしれないので、生物を見つけたらそれがなんという生き物なのか調べ、それからその生物への対応を考えるべきだと思います。
処理の撮影は危険
先にも言いましたが特定外来生物は「持ち運びができない」「飼えない」「逃がせない」となってくるので選択肢は殺処分ぐらいしかないと思われます。
その時の動画を撮影してしまうのは基本的にやめましょう。Youtubeのガイドラインに引っかかる可能性があります。
Youtubeのガイドラインでは暴力的で生々しいコンテンツに関するポリシーの中に「動物虐待のコンテンツ」について述べられている部分があり
伝統的または一般的な慣習は別として、人間が不必要に動物を劣悪な状況に置くようなコンテンツ。伝統的または一般的な慣習の例としては、狩猟や食材準備が挙げられます。
暴力的で生々しいコンテンツに関するポリシー(https://support.google.com/youtube/answer/2802008?hl=ja)
上記の記載があります。
つまり基本的に食べないことを前提で特定外来生物をただ殺処分する動画を上げることは好ましくないとYoutubeは言っているのです。
食べることを前提に特定外来生物を殺処分する動画を公開する場合は倫理観を持とう
例えば人気生き物系Youtuberの平坂寛さんは捕まえた特定外来生物のグリーンイグアナを食べていますが、イグアナを絞める(絶命する)際はその瞬間をカットしています。
Youtubeのガイドラインでは食材準備においては動画作成はOKとしていますが、視聴者が「イグアナを殺すシーン」を見せられてどう思うか?と言えば大体の人が「気持ちのいいものではない」と感じるはずです。
そうすればYoutubeのガイドライン的にはOKでも違反通告が増え、動画が削除対象になりかねません。
少しでもリスクを減らすためには、常識的な倫理観を持つことも重要なのです。
毒をもつ生物の扱い
例えばホモさピさんはマムシのスープを作る動画を上げています。
この動画の中でホモサピさんはマムシを捕まえたり毒を舐めたりしています。
もちろん動画の最後の方ではありますが「本当にねマムシ取りは危ないんで皆さん真似しないでください」と忠告をしています。この忠告が非常に大事になってきます。
でないと真似する人が出てくるかもしれないからです。
マムシ以外にも毒を持つ生物はたくさんいます。生物以外にも、植物やキノコ等に毒が潜んでいることがあります。これらの動画を取る時は毒の危険性を視聴者に伝える必要性が絶対出てきます。
毒の説明と真似をしないよう促すことは【絶対必須】です。
ホモさピさんはマムシの毒を「嚙まれたり傷口に差し込まれたりして効力を発揮する」と言っています。
このように毒がある危険な生物を説明する時には【それがいかに危険か】ということをきちんと伝えていく必要性が生じます。それにより視聴者に真似をさせないということが大事になってきます。
有害または危険なコンテンツとしてみなされる可能性も大いにある
有害または危険なコンテンツに関するポリシーに以下のようなコンテンツはYoutubeにアップしないようにと書かれています。
非常に危険なチャレンジ: 身体に重傷を負う恐れがある差し迫ったリスクを伴うチャレンジ。
有害または危険なコンテンツに関するポリシー(https://support.google.com/youtube/answer/2801964?hl=ja)
言っちゃえばホモさピさんのマムシの毒を舐めるというチャレンジはこのポリシーに反する可能性があります。
なのでホモさピさんが何かで炎上して、Youtube側が厳しい目でチェックしたら垢BANになってしまうということもポリ研としては十二分に考えられると思っています。
ですので毒の扱いをするなら炎上しないように動画を作り、そして【絶対誰も真似をしない、させない】と確信したうえで動画を公開するべきだと思います。
自信がないなら、毒物を扱わない方がいい
生物の毒に対する知識、危険性を伝えても誰かが真似をしてその人が重症化したり亡くなったりすれば確実に炎上し、先駆者である生き物系Youtuberが批判されることが起きると思います。
ですので垢BANに関しては毒を扱う分野は100%安心とは言えないのです。動画を作成するつもりで自信がない人は手を出さない方がいいと思う分野でもあります。
私有地の存在を無視しない
昆虫やキノコ、動物の撮影を狙って山の中を入ることもあるでしょう。山には土地ごとに所有者がいる場合が多く特に注意が必要です。
山に限らず私有地に入るのは許可が必要です。
最悪動画が証拠となり損害賠償を求められる可能性もある
私有地に勝手に入って目的の虫を捕まえてその動画を公開したら「私有地に勝手に入ってきた。だから損害賠償を払え」と言われることが無いとは言えません。
むしろ動画に私有地に入ったことを証拠で残しているわけですから、言い逃れできない場合の方が多そうです。
刑事事件にはなりませんが、民事訴訟を起こされる可能性はありますので事前に私有地がどこなのか地元の人に聞く、不動産に尋ねる、法務局や税務署で有料で教えてくれるなど確認する方法がいくつかありますので、試してみるといいでしょう。
火の扱い
生き物系動画でお馴染みなのが、取った食材をその場で焼いて食べる行為です。
こちらを調べたところ自治体によってルールが違うので一度調べてみることをお勧めします。(人数制限を指定するところもある)
河川事務所、県、市のこの三つに問い合わせれば基本的に大丈夫です。
直火は止めた方がいい
河川事務所、県、市共に直火を避けてほしいと言ってくる場合が多いみたいです。
当たり前ですが、直火の後は景観を損ねたり、火が野草に燃え移ってしまうことも考えられます。
野焼きをしない
野草を燃やすことを【野焼き】と言いますが、こちらは罰則がある場合があるので基本的にしないようにしましょう。
必ず焚火台を用意しておきましょう。
消火の準備をしておく
バケツに水を入れておく、ペットボトルを用意するなど緊急時用に消火の準備をしておきましょう。
これも問合せをした際に言われるはずです。
火の扱いが危険と思われたらポリシー違反になる可能性がある
火の扱いがコントロールできず自分や周りの人に危険をもたらす場合、Youtubeのポリシー違反になる可能性が高いです。
先にも述べた【有害または危険なコンテンツに関するポリシー】に反する可能性があるので火の扱いは十分下準備をしてから行うようにしてください。
【おまけ】生き物系Youtuberの使っている道具
平坂寛さん、ホモサピ、おろちんゆー、おーちゃんなどいわゆる生き物系Youtuberが使っているカメラは何なのか、マイクは?
という疑問も当サイト、Twitterで質問を受けたのでそれについても記事にします。
作成中ですのでできたら是非お読みください。