2025年2月、NPB(一般社団法人日本野球機構)はプロ野球で個人が撮影した写真や動画の配信、アップロードに対する規約を更新しました。
こちらは、今まで収益を上げてきた人にとっては非常にダメージのある内容となります。
今回はその詳細をお伝えし、今人気のジャンルである「同時視聴」の今後について述べることにしました。
プロ野球観戦の配信規約で変更された部分
ざっくり言うと下記に書かれた内容になります。
・試合中のプレイヤーを撮影したものを配信、Youtube等にアップロードしてはいけない。
・試合中のプレイヤー以外の写真や動画に関しては140秒以内であれば配信、アップロード可能。但し試合中はダメ、試合後のみとなる。
・営利を目的としたものは禁止
という内容でした。正直配信目的で球場に足を運んでいた人にとっては死刑宣告みたいな内容と言えるでしょう。
Xもダメ?
もちろん、XもYoutubeと同じ配信の括りとなっており、プレイヤーの写真や動画の投稿は一切ダメになります。
但しプレイヤー以外の写真や動画に関しては試合後、収益化できていないアカウントであれば投稿は可能となります。(140秒以内)しかし、NPBがそのアカウントを「営利目的」と見なせば、例え収益化ができていなくとも賠償請求される可能性は否定できません。
キャンプもダメ
これはびっくりしました。高木豊さんのチャンネルでは「キャンプ中も配信、送信許可が必要」との見解をされています。
これはNPBの規約にも書いていなかったので、絶対覚えておいてください!
同時視聴は生き残れるか
同時視聴は生き残れるのか?答えはYESです。しかし規約変更により以下の事に気を付けなくてはいけません。
それは営利目的で使用禁止なのは写真や動画以外にも試合データがあることです。
試合データとは
「試合データ」とは、投手の1球ごとの投球のコース・球種・球速に関する情報及び打者の1球ごとの結果に関する情報、打席ごとの打撃結果に関する情報、得点に関する情報等をいう。
引用元・・・写真・動画等の撮影及び配信・送信規程(https://npb.jp/npb/satsuei_haisin_kitei.html)
とされており、現状ライブ配信Youtuberの殆どがこの打率や安打情報、スコアボード等の試合データを載せているため、今後大きな問題(賠償請求等)になる可能性があります。
配信者は規約更新後、これらの情報を出すことはできませんので、従来のようなアクセス数を求めるのは難しいと思われます。
しかし同時視聴自体は合法なジャンルです。リアクションや、トーク力は求められますが、まだ生き残るチャンスはあるでしょう。