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ニュース解説系Youtuberの動画って著作権違反にならないのか?

ニュース解説系Youtuber,著作権

ニュース解説系Youtuberの存在を知っていますか?

政治系、時事ネタを中心としたコンテンツで動画を更新しているYoutuber達の事を指します。

そして彼らを見てみると??と思うことがあります。それは画像の転載、文章を読み上げまくっているという事です。

これって「著作権侵害じゃないの?」「各雑誌、新聞各社のガイドラインにはなんて書いてあるの?」と思ったので今回調べてみることにしました。

著作権違反となる可能性は十二分にある

引用の範囲を超える文章の読み上げ、画像の転載は著作権法違反(119条)となります。

ニュース記事を読み上げる、画像を転載・利用する行為等の【引用であるのかないのか】を決めるのは裁判所です。Youtuberの主張がどうであれ、否定される可能性はあります。

特に文章を半分以上読み上げる。画像を頻繁に利用している等の行動を繰り返してるYoutuberはリスクが高いと言えるでしょう。

Yahoo!ニュースには『勝手に二次利用しないで』と書いている

例えばニュース記事の大手。Yahoo!ニュースの「著作権について」の欄に以下のようなことが書かれていました。

Yahoo!ニュースに掲載されている情報や画面を二次利用する場合、情報提供元の了承が必要です。

Yahoo!ニュースヘルプ(https://support.yahoo-net.jp/SccNews/s/article/H000009756)


二次利用とは言葉の通り他の人の作品を勝手に利用・転載等する行為の事を指します。

Yahoo!ニュースのガイドラインにはYoutube、ブログ等で画像や文章を利用するなら各週刊誌、新聞各社から許可を取らないといけませんよ。と書いています。

これらのことはガイドラインに反するだけではなく、著作権侵害にもあたります。他のニュースサイトでも同様のことが言えます。

主要メディアの許可なし転載の可否

以下に主要メディアの許可なし転載の可否について表にしました。

メディア許可なし転載の可否ポリシーURL
週刊文集×リンク
時事通信×(引用もダメ)リンク
共同通信×リンク
読売新聞×リンク
毎日新聞×リンク

各種メディアの許可なし転載の可否は上の図のようになっています。

各社「勝手に転載したらあきまへんで」と言っているということになります。

多くのYoutuberが許可を取っていないと思う根拠

じゃ、Youtuber達が各メディアから許可を取っているのか?という点ですが、許可を取っていない可能性が非常に高いと思います。

ニュースはスピードが命ですから、記事が作られてすぐ動画を作らないとアクセス数が稼げません。記事を見つけて、許可を取ってからだとアクセスが稼げないのです。

ニュース系Youtuber達がよくタイトルに「速報」と入れていることから鑑みても許可を取っている可能性は低いと思われます。

画像転載、文字をそのまま読む。ニュース系Youtuberの実態

ここでニュース系Youtuberの実態を見ていきましょう。

ここでは誰とは言いませんが、基本ニュース系Youtuber、時事ネタ系Youtuberはニュースの半分以上を読み上げる人が結構います。ひどい時には「全部読んじゃうから、そうしないと伝わらないから」という事で全て読み上げる人までいます。

またネットニュースの画像をそのまま見せてしまう人が多く、著作権違反が疑われる行動をとっているのです。

黙認状態が原因?長年居座るニュース系Youtuber達の存在

上記のような文章の読み上げ、画像の転載、二次利用を何年も続けているYoutuber達が多くいます。

日本は親告罪ですから著作権違反として取り扱われるには、著作者が告訴する必要があります。ですので各新聞社は彼らの存在を知らないか、黙認している状態のどちらかになると思うのですが、明らかに後者であると思います。

WinWinの関係なのか

そうなってくると考えられるのが新聞社とYoutuber達が互いにWinWinの関係ではないか?と考えることができます。

考えられるのはポイントは2つ。

・アクセス数の増加

・新聞、雑誌が売れる

になってきます。

アクセス数の増加については、有名Youtuberが「絶対見てね」と誘導すれば多少増えるでしょう。またYoutuber達の動画、Twitterがバズればアクセス数爆増の可能性は否定できません。

新聞、雑誌の売り上げ増に関しては、Youtuber達が「続きは雑誌買って読んでみて」と言えば増えるかもしれません。

全てのニュース系Youtuber達が上記のような誘導を行ってはいませんが「ある一定以上の集客、購買効果が期待できる」と踏んで黙認している状態があると思います。

どちらにしてもメディアの気分次第で訴えられる可能性はある

例えば特定のメディアの悪口ばっかり言っているのに、自分は平気で文章の読み上げ、画像の転載をしているYoutuberがいたとします。そうなってくると、メディアがそのYoutuberに対して著作権侵害を訴える可能性は高くなるでしょう。

ニュース系Youtuber達は文章の読み上げ、画像の転載は著作権侵害と認識した方がいい

基本の考えはこれです。文章の読み上げ、画像の転載とはリスクなんだ。万が一訴えられてもしょうがない。という認識は持っておくべきでしょう。

登録者数が少ないうちは、訴えても賠償金を勝ち取れないのであえて泳がせている可能性だってあります。

黙認している状態の可能性が高いからこそ、言葉遣い等に気をつけないと訴えられて痛い目にあう可能性は高くなるのです。

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