当サイトにお越しいただいたということはTwitter等でアナリティクスデータを公開し、サイトへのアクセス誘導を考えている方だと思います。
でも公開することによって、規約に引っかかりアドセンスやアナリティクスの利用停止などされるのではないか?と思っていませんか?
そういう人のために今回ポリ研がSNSでのアナリティクスのデータの公開のリスクについて調べてみましたので、ぜひ確認していってください。
目次
【結論】明確には記載されていないが、基本的には問題ないと思われる
Google アナリティクス利用規約というものがあり、それを一通り読んでみましたが特にデータの公開をした場合のペナルティ等の記載はありません。
但し以下のデータの公開については「やっちゃだめだよ」と書いていたので、それを以下に説明していきます。
他人のデータの公開はダメと書いてある
Google アナリティクス利用規約というものがあり、そこの5条には
いずれの当事者も、事前に相手方当事者の書面による承諾を得ずに相手方の秘密情報を使用または開示しないものとします。
Google アナリティクス利用規約(https://marketingplatform.google.com/about/analytics/terms/jp/)
と書いてあります。このことから他人のアナリティクスの情報は「書面で許可をもらってない限り公開してはダメだよ」と書いてあり、自身の情報公開については触れていません。
β版の公開はダメ
Googleアナリティクスではβ版を一部のユーザーに提供してます。
β版とは完成前の試作品という意味で、幾人かのユーザーに使ってもらい意見を募っている。そうやって改良を重ねて完成させたものを一般ユーザーへ提供する仕組みになっています。
なので客観的に見ても一般的には未発表であるβ版の公開はリスクがあることが容易に想像できます。
案の定、規約にもこのことが書かれています。
お客様は、ベータ版機能から得られた情報、または非公開のベータ版機能の利用規約や存在を開示することはできません。
Google アナリティクス利用規約(https://marketingplatform.google.com/about/analytics/terms/jp/)
Google広告サポートへの問い合わせの結果「問題なし」
アナリティクスの問い合わせ先がなぜかGoogle広告サポートになっているのですが、そこでは
という返答が返ってきました。(2023.3)
サポートが送ってきた文章からもアナリティクスのデータの公開は特に問題が無いことが分かります。
まとめ
上記の事を守ってさえいれば、アナリティクスのデータ公開は問題になりません。もちろんアドセンスのアカウントにも影響ないです。
ただし規約はいつ変わるか分からないし、常に自身の情報をアップデートする必要は出てきます。
【補足】非排他的ライセンスに書いてあるデータの複製禁止はGoogle マーケティング プラットフォームの事で、アナリティクスの事ではない。
多くの人が勘違いすることがある。それはGoogle アナリティクス利用規約の第4条の【非排他的ライセンス】の部分に書かれている
(b)お客様は、www.google.com/intl/ja/analytics/ に格納されるお客様のレポートにリモートでアクセスし、それを閲覧、ダウンロードできるものとします。お客様は次の行為を行わず、また第三者に次の行為を許可しないものとします。(i)本ソフトウェアまたは付属文書の複製、変更、修正、翻訳または派生物の作成を行う行為。
Google アナリティクス利用規約(https://marketingplatform.google.com/about/analytics/terms/jp/)
の部分だ。これだけ見ると一見アナリティクスのデータの公開はダメと見えるが、これは【Google マーケティング プラットフォーム】の事を指しており、アナリティクスとは関係がありません。勘違いしないようにしましょう。
ちなみにGoogle マーケティング プラットフォームは一言で言うと広告作成側、広告を打つ法人向けに作られたものです。